アクリル焼付塗装は、140度～180度で20分程度の加熱乾燥を行わなければならないため、乾燥温度が高温になり、非常に高い技術が必要とされます。
そのため焼付塗装を行っている業者全てが取り扱っている塗装ではありません。
焼付時間は予備乾燥から本焼きまで1時間程度で済むので、そのスピーディーさも魅力の一つ。
10～30ミクロン程度の厚さしか無くても抜群の耐食性を備えているので安心です。
また、耐候性・密着性・耐衝撃性・耐磨耗性・耐薬性・耐水性に優れており、電気機器や住宅関連機器、屋外製品などに幅広く使われています。
■アクリル焼付塗装の特長
□耐候性に優れ、乾燥・冷却して常温になった時点で最終性能の物性に期待できる
□アクリル樹脂は透明なので、染料で色を付けることにより金属光沢が透けて見え、独特の高級感を表現できる
□スプレーガンを使用しての塗装なので少量の塗料でも調色でき、多品種かつ小ロット～大量生産まで対応可能
□模様塗装やメッキとの組み合わせにより、カラー塗装とポイント金メッキの組み合わせやアンティーク調に仕上げるなど、意匠性の向上も期待できる
※アクリル焼付塗装は熱による硬化で本来の性能が発揮されるため、熱を加えられない素材には使用できません
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